橈尺骨骨折(プレート固定)
- 外科
この病気について
橈尺骨骨折とは、前足の肘と手首の関節を繋ぐ橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)の骨折です。
原因
ソファや椅子から飛び降りた際や抱っこ中の転落などが原因となることが多く、トイプードルやポメラニアンなどの小型犬やイタリアングレーハウンドなどが好発犬種として挙げられます。
治療方法
保存療法:ギプスと運動制限によって骨折部位を固定し骨の癒合を待つ治療法です。骨片同士のずれがほとんどない場合などに検討されることもありますが、適応症例は限られており、治癒までの期間が長くなることや長期間包帯をつけていることによる皮膚炎などに注意が必要です。
外科手術:プレート固定や髄内ピン、創外固定などがありますが、小型犬の橈尺骨骨折ではプレート法が治療成績が安定しており最も使われる方法です。本症例もプレート法にて手術を行いました。
経過と予後
手術後は包帯を巻き、数日間の入院と絶対安静(ケージレスト)が必要となります。
プレートやスクリューは骨折の治癒後、再度手術で抜去することもありますが、体内に残ったままでも問題にならないことが多いためそのままにすることもあります。